カラスやお花、星の観察など、日々の小さな気づきを記録しています。

計画を立てるということを、今になって知りました

昨日は久しぶりに、昼間の暖かい時間にコンビニエンスストアへ行きました。

日曜日ということもあり、店内には子供連れのご家族や若い方たちがたくさんいらして、とても賑わっていました。

用事を済ませたあと、温かいコーヒーを一杯いただきました。

久しぶりに、ゆっくりと。

朝から少し気持ちに余裕がなかったのですが、温かいコーヒーをいただいているうちに、ふわっと心がほどけていきました。


秋の日に、そっと咲いてくれた小さなユリさん 2026年10月4日

そして、そんな時間の中で、ふと思ったことがありました。

私は今まで、これから先のことを計画する人ではなかったなあ。

この数日、金星さんのことで、たくさんのことを学びました。

これまで何度も目にしていた「内合」「外合」「最大離角」という言葉。

難しそうで、私にはあまり関係のないもののように思っていました。

ところが今回、宵の明星さんとのお別れが近づいてきたことをきっかけに、初めてその図をじっくり眺めました。

太陽様がいらして、地球があって、金星さんが太陽様の周りを回っている。

地球もまた、太陽様の周りを回っている。

その位置関係によって、私たちから見える金星さんの場所も、見える時間も変わっていく。

今まで私は、夕方の空を見上げながら、

「昨日より低くなりましたね」

「今日はずいぶん右の方ですね」

そんなふうに、自分の目に見える金星さんを追いかけてきました。

でも、その向こうには、きちんとした太陽と地球と金星の動きがあったのですね。

それを知ったら、なんだかとても面白くなってきました。

これから少し、天文学を勉強してみようと思っています。

そして、そんなことを考えていたら、もう一つ、自分自身について気づいたことがありました。

長い銀行生活の中でも、私は計画を立てることが得意ではありませんでした。

誰かが立てた計画を、実行する側。

こちらの方がずっと得意でした。

「これをいつまでにお願いします」

そう言われれば、一生懸命やります。

本当に一生懸命やりました。

期限が迫ってくれば、もっと頑張ります。

途中で大変なことが起きても、何とか終わらせようとします。

そして最後には、ちゃんと形にする。

けれども、そのために自分の時間を使い果たしてしまうことも、たくさんありました。

計画を立てる立場になったこともありました。

でも、どうも上手にできません。

結局、ほかの方にその役目を代わっていただき、私はまた、その計画を一生懸命実行する側に戻りました。

それが私の長い間のやり方だったのだと思います。

昨日、コーヒーをいただきながら、昔一緒に働いていた女性たちのことを思い出しました。

仕事のできる方たちでした。

電話が鳴れば、ワンコールですぐに出ます。

何か緊急のことが起これば、すぐに報告して対応します。

大きな仕事も、いつの間にかきちんと進めていました。

ところが、お昼休みになると、さっと席を立つのです。

机の上には、書きかけのノート。

ペンもそのまま。

それでも食堂へ行って、たっぷり休憩して、時間になれば戻ってきます。

そして夕方5時。

時間になると、またさっと帰っていくのです。

私はいつも不思議でした。

どうして帰れるの?

私には魔法のように見えていました。

もちろん、怠けているわけではありません。

むしろ仕事はきちんとなさっている。

それなのに、自分の時間もきちんと守っていました。

何十年も経った今になって、その謎が少しわかってきたような気がします。

その方たちはきっと、

「ここまでやる」

「これは明日」

「これは今すぐ」

「これは少し様子を見る」

そんなふうに、自分で仕事を組み立てていたのでしょう。

途中でも、お昼になったら席を立つ。

そして戻ってきたら、また続きをする。

今日全部を終わらせなくても、次にどこから始めるのかがわかっている。

私は反対でした。

一度始めたら、できるところまでやらなければ不安でした。

途中で別のことが起きれば、そちらに流される。

それが終われば、また別のこと。

そして夕方になって、

「ああ、今日もこんな一日だった」

と思うことが何度もありました。


今年二度目のお花を、たわわにつけた金木犀さん 2026年10月4日

最近の私は、小さなことでも計画を立てるようになりました。

今日、何をするのか。

どこまでやるのか。

今すぐすることは何か。

今すぐではないけれど、大切なことは何か。

問題が起きても、一度に全部片づけようとしない。

まず、今できることをする。

必要な連絡をする。

必要な手続きをする。

そこまでできたら、

「今日はここまで。次は数日後に確認しよう」

と決める。

放置するのではありません。

次にすることを決めて、いったん手を離すのです。

そうすると、不思議なくらい心が軽くなります。

そしてもう一つ、最近とても大切だと思うようになったことがあります。

緊急ではないけれど、自分にとって大切なことを、ちゃんと予定の中に入れること。

緊急のことは、もちろんやります。

でも、それだけで一日をいっぱいにしてしまわない。

自分が本当にしたいこと。

これからの自分のために、今やっておいた方がよいこと。

そんなものにも時間を使う。

そうして少しずつ進んでいけば、毎日いろいろなことが起きても、それだけに流されず、自分の行きたい方向へ進んでいけるのかもしれません。

私は今まで、誰かの立てた計画を一生懸命実行する人生を長く過ごしてきました。

でも今は、小さな毎日の中で、

「自分で計画を立て、自分で実行する」

ということを、少しずつ覚え始めています。

ずっと動かなかった重たい舵が、

ギギギ……と、

少しずつ動き始めたような気がします。

そして今日。

金星さんの「内合」を知りたくて、太陽様と地球と金星さんのこれからの動きを調べていました。

未来の金星さんの位置を知りながら、

「11月には、今度は明けの明星さんとしてお会いできる」

そんな先の楽しみまで考えていました。

そのとき、ふと思いました。

私は今、金星さんの未来を知ろうとしているだけではなく、

自分の少し先の時間も、見ようとし始めているのかもしれない。

明日はどうしよう。

来週は何をしよう。

この秋は何をしておこう。

冬を迎える前に何を準備しよう。

そして、その中に自分の大切な時間も入れておこう。

計画を立てるということは、自分を縛ることだと思っていたのかもしれません。

でも、今は少し違います。

計画を立てることは、自分の大切な時間を守ること。

そして、自分の行きたい方向へ、自分で舵を取ること。

今になって、そんなことを知りました。


金星さんのいらっしゃる西の空を見ながら 見晴らし台にて 2026年10月4日 17時22分

今日、日曜日の賑やかなコンビニエンスストアでいただいた、温かい一杯のコーヒー。

その時間に、ずっと昔にはわからなかったことが、ひとつわかったような気がしました。

これからも、急がずに。

でも、行き当たりばったりではなく。

自分で少し先を見ながら、一つずつ進んでいきたいと思います。

すべてに感謝いたします。

I’m truly grateful.

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