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雲の向こうに金星さん、雨戸の向こうに月様――中秋の名月のミラクル

2026年9月25日は、中秋の名月でした。

今年は少し珍しく、中秋の名月と満月が2日離れています。満月は9月27日。二度もお月様をお祝いできるようで、なんだか嬉しい年です。

9月25日の朝は薄曇り。時折、お日様もお顔を見せてくださいましたが、星空情報は0%。夕方になると、空には厚い雲様が広がっていました。

富士山の見晴らし台で

それでも、この日はどうしても金星さんにお会いしたかったのです。

9月下旬の金星さんは、宵の明星としてひときわ明るく輝く頃。これから少しずつ夕空でのお姿を見つけにくくなっていきます。

チョコちゃんと一緒に、いつもの富士山の見晴らし台へ向かいました。

チョコちゃんと富士山の見晴らし台で

やはり、金星さんのお姿は見えません。

でも、毎日お会いしているので、いらっしゃる方角は分かります。

そこで、その方向の空を、あまり拡大せず広く写しておきました。後から写真を大きくして見たら、もしかしたら見つけられるかもしれない。そんな思いで、iPhoneのシャッターを切ったのです。

しばらく、チョコちゃんと一緒に夕空を眺めました。

雲様の重なりも、暮れていく空の色も美しく、金星さんのお姿が見えなくても、心静かなひとときでした。

富士山の見晴らし台で

そして、自宅へ帰りました。

帰り道でも、お月様は見えません。

「今日は中秋の名月だけれど、お会いできないのかな」

そう思いながら2階の自分の部屋へ上がり、東側の窓から空を眺めました。

前日の夜には、まん丸に近い美しい月様を拝見できた場所です。

けれども、この日は雲様がいっぱい。やはり、お姿はありません。

今日はもう雨戸を閉めましょう。

そう思って、閉めかけた、その瞬間でした。

なんと、雲様の間から月様が現れたのです。

「あっ、月様!」

思わず、続けて2回シャッターを切りました。

雨戸を閉めかけた、その瞬間。雲の間から月様が現れてくださいました。

ほんの短い間でしたが、月様が微笑んでくださったように感じました。

嬉しくて、嬉しくて。

そして夜、落ち着いてから、見晴らし台で撮った夕空の写真を見返しました。

金星さんがいらしたはずの場所を、指で少しずつ拡大してみると……。

あっ、金星さん!

なんと、写真の中に小さなお姿が残っていたのです。

18時11分に撮影した、別々の2枚の写真。それぞれを拡大すると、金星さんのお姿がありました。

見晴らし台ではお会いできなかったと思っていた金星さん。そして、もうお会いできないと思って雨戸を閉めかけた瞬間に現れた月様。

この日は、二つの嬉しい出会いに恵まれました。

夕食には、中秋の名月にちなんで、丸いピザを選びました。

お月様のような丸いピザをいただきながら、心がほのぼのと温かくなりました。

翌26日は小雨の一日で、十六夜の月様も金星さんも、雲様の向こうでした。そして今日は27日、満月の日です。

空が晴れても、曇っても、月様も金星さんも、そこにいらっしゃる。

それでも、ほんの一瞬のタイミングでお姿を拝見できた時の喜びは、何にも代えられません。

9月25日の中秋の名月。

思いがけない二つの出会いを、ありがとうございました。

金星さん、月様、そしてすべてに感謝いたします。

I’m truly grateful.

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