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木様の道で、26年ぶりの再会

今日は久しぶりに、
チョコちゃんのお散歩を午後の明るいうちにしました。

まだ光がたっぷり残っていて、
チョコちゃんも嬉しそうにぴょんぴょん走り回っています。

その時、
本当に思いがけない再会がありました。

若い頃、
うちにはラブラドールレトリバーのブラックの男の子がいました。

名前はジュニアくん。

とても賢くて優しく、
英語の訓練用語もすぐ覚えるような子でした。

おばあさんは有名な警察犬だったそうで、
お父さん犬はまるで牛のように大きな立派な犬でした。

当時、
同じブラックラブの「ラブリーちゃん」というお兄ちゃん犬が近所にいて、
そのご家族が私はとても好きでした。

ジュニアくんとラブリーちゃんが並んで歩く姿は、
本当にかっこよくて、
富士山の見える散歩道を駆け回る姿は、
まるで映画のワンシーンのようでした。

一度、
リードを離して遊ばせたことがあったそうです。

すると2頭は、
競走馬のような勢いで一気に走り出したそうです。

妹は驚いてしまったそうですが、
ラブリーちゃんのご家族は、
「大丈夫ですよ。ちゃんと戻ってきますから」
と笑っておっしゃったそうです。

そしてしばらくすると、
本当に2頭並んで嬉しそうに戻ってきたのだとか。

ジュニアくんにとって、
それは初めての自由な全力疾走だったのかもしれません。

私はその話が大好きでした。

その後、
ラブリーちゃんのご家族は、
同じ市内ではありますが別の住宅街へ引っ越されました。

品の良い、とても素敵なご家族でしたので、
「やっぱりこういう方たちは、もっと良い場所へ行かれるのだな」
などと当時の私は少し寂しく思っていました。

ところが今日、
その奥様に偶然お会いしたのです。

お姿を見て、
私はすぐわかりました。

思い切って、
「ラブリーちゃんのご家族の方ですよね」
とお声をかけました。

奥様は最初、
私のことはわからなかったようでしたが、
父や妹のことを覚えていてくださいました。

そして、
なんとまたこの住宅街へ戻ってこられたそうです。

いろいろ探したけれど、
やはりこの辺りの自然が忘れられなかったとおっしゃっていました。

今はチョコレートラブを飼っておられるそうで、
もう15歳になるそうです。

「この子が最後かなと思って」
とおっしゃったので、

私は思わず、
「小さい子でもぜひまた飼ってください」
とお話ししました。

今のチョコちゃんも、
弟のところから来た大切な里子だからです。

しばらく立ち話をして、
最後に奥様が、

「今日はたくさん力をいただきました」

とおっしゃってくださいました。

私はその言葉がとても嬉しくて、
こちらこそ、
今日は違う時間に散歩へ来て本当に良かったと思いました。

昔のように、
明るいうちに歩く散歩道。

そして今日は、
ハシブトガラスの幼鳥さんまで、
ちょんちょんと後ろをついてきてくれました。

首の長い、
まだ少しあどけない幼鳥さんです。

思わず写真を撮りました。

私が「木様」と呼んでいる場所があります。

木々がたくさん並び、
夏になると木漏れ日が美しい、
私の大好きな場所です。

昔、
5月から6月頃になると、
繁殖を終えたハシブトガラスたちが、
子ガラスを何羽も連れて、
そこで遊ばせていました。

その光景に何度も出会い、
写真を撮ったこともありました。

今日、
久しぶりにその場所を歩きながら、
昔の時間と今の時間が、
静かにつながったような気がしました。

本当に、
幸せなお散歩時間でした。

I’m truly grateful.

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