東京で開かれたサンウさんのファンミーティング。
会場は丸の内にも近く、私にとってはいつもの通勤電車で行ける場所でした。そのため、遠方へ向かう時とは違い、心にもゆとりがありました。

開演前、近くのカフェへ入ると、店内もテラス席もサンウさんのファンの方々でいっぱいでした。
焼きたてのパンやケーキ、香り高いコーヒーをいただきながら、皆さんそれぞれに、これから始まる時間への期待に胸をふくらませていたのだと思います。
私もコーヒーをゆっくり味わいながら、空を見上げていました。
「本当に、もうすぐサンウさんに会えるんだ。」
そんな穏やかな喜びに包まれていたことを、今でも覚えています。

その日は昼公演と夜公演の二回あり、私は幸運にも両方参加することができました。
テラス席を眺めていると、一つのテーブルが目に留まりました。
そこには、とても品のあるご年配の女性と、美しい若い女性、そして上品な男の子が座っていました。
若い女性のお顔には見覚えがありました。
以前、ソウルやグアムのファンミーティングで何度かご一緒し、帰国便でも隣の席になってお話ししたことのある方だったのです。
その時、印象に残っている言葉があります。
「一人でソウルへ行って、夕方、漢江のほとりに立つと、なんだか寂しくなるんですよね。」
私は思わず、
「そうなんですよね。」
とうなずきました。
一人旅だからこそ感じる静かな寂しさ。
その気持ちを共有できたことが、とても嬉しかったのを覚えています。
その日、その方は静かに座っていらっしゃいました。
隣には、お姑様と思われるご年配の女性。
そしてお子さん。
私は詳しい事情を知る由もありません。
けれど、その静かな空気を見ながら、
「きっと、この方もいろいろな思いを抱えながら今日ここへ来られたのだろう。」
そんなことを感じました。
私自身も、家ではさまざまな事情を抱えながら、そっと家を出て参加することが多かったからです。
ファンの方から、こんなお話を伺ったこともありました。
「ソウルでのファンミーティングの日を、カレンダーに丸を付けておくんです。主人はその丸を見ると意味が分かるので、近くなると『行ってくるね』と言うだけなんですよ。」
また別の方は、
「息子がチケットを取ってくれて、『お母さんが本当に好きな人なんだから、行っておいで』と言って送り出してくれるんです。」
と嬉しそうに話してくださいました。
本当に、それぞれに人生がありました。
家族の理解がある方。
少し遠慮しながら参加される方。
静かに送り出される方。
その背景は皆違います。
けれど、その日、その場所では皆さん同じ笑顔でした。

キャンプツアーでは、その若い女性がグループのリーダーとなり、素晴らしい踊りで皆さんを引っ張っていらっしゃいました。
普段の生活では、それぞれ責任や役割を担っている方々が、その時だけは一人のファンとして輝いていました。
その姿は、とても美しく見えました。

私もまた、自分自身にさまざまな課題を抱えながら参加していました。
それでも、その時間だけは心から笑うことができました。
だから今でも思います。
あの頃ご一緒させていただいた皆様、本当にありがとうございました。
皆様と過ごした時間は、私にとってかけがえのない思い出です。
どうか今も、お元気で、それぞれの場所で幸せに暮らしていらっしゃいますように。

今日は、温かいシナモンレモネードティーをいただきながら、早朝の澄んだ空気の中で、この思い出を書くことができました。
あらためて、すべての出会いに感謝しています。
I’m truly grateful.