最近、ひなママの様子を見ていて思うことがあります。
ひなママは裏庭に来ると、まず電線の上で大きな声でコールをします。
まるで、
「ここは私とギャーさんが築いた場所ですよ」
と宣言しているようです。
すると不思議なことに、どこからともなく威勢の良いハシブトガラスが現れます。
そしてひなママは、すぐに飛び立って追い払います。
大きな声を上げながら追いかけていき、相手がこの場所を離れるまで決して引きません。
その間に、みどりママやみどりパパは安心して食事をしています。
ひなママが来て、ハシブトガラスが現れない時は違います。
その時のひなママは、一羽で食事をすることはほとんどありません。
ひなちゃんや、ほかのハシボソガラスたちと一緒に仲良く食事をしています。
けれども、そこへハシブトガラスが現れたら大変です。
すぐに大きな声を上げて飛び立ち、追い払ってしまいます。
その姿を見ていると、ギャーさんとひなママが一緒に戦っていた頃を思い出します。
あの頃はギャーさんが一家の中心として前に立っていました。
ところが今は違います。
ひなママは小柄で、本当に可愛らしい鳥さんです。
それなのに、まるでギャーさんの役目を引き継いだかのように、外に向けてのことを一手に引き受けています。
表に立ち、守り、声を上げる。
そんな姿を見るたびに驚かされます。
そしてひなママには、昔からの繊細さや几帳面さもそのまま残っています。
ひなちゃん、オレンジ君、ピンクちゃん。
そして今はミラクルちゃん、みどりちゃん、リボンちゃんへと続く世代。
ひなママは直接そばにいるわけではありません。
それでも、必要な時には現れ、見守り、助けているように私には見えるのです。
私は時々思います。
「ひなママ、黙って来ればハシブトガラスも来ないのに」
と。
けれど、それではだめなのでしょう。
鳥たちの世界では、自分たちの場所を主張しなければ、次の世代が安心して暮らせなくなります。
だからひなママは今日も電線の上で声を上げます。
それは自分のためだけではなく、子供たちや孫たちのためなのだと思います。
ミラクルちゃん、みどりちゃん、そしてリボンちゃん。
その子たちが元気に育っている姿を見るたびに、私は思うのです。
ひなママは今も変わらず、この家族を守り続けているのだと。