カラスやお花、星の観察など、日々の小さな気づきを記録しています。

2026年、月様と歩いた宵の明星さん

このところ、夕方7時前になると、空にとても美しい光景が広がっています。

月様と金星さん、そして富士山。

少し離れながら、一緒に夕暮れの空にいらっしゃいます。

最初に気づいたのは、ほんの偶然でした。

少し遅い時間になってしまったお洗濯物を取り込もうと、2階のベランダへ出た時のことです。

空を見上げると、月様がいらっしゃいました。

上弦の月様から少しずつふっくらとなり、日に日に輝きを増していらっしゃいます。

そして、少し視線を右へ、西の方へ移すと――

金星さん。

控えめに、でもはっきりと輝いていらっしゃいました。

さらにその先、まっすぐ西の方には富士山。

美しい夕焼けの中に、静かに染まっていらっしゃいます。

それから2、3日、同じ時間頃にベランダへ行くようになりました。

月様は毎日少しずつお姿を変え、今日はとうとう満月様です。

その月様のそばには金星さん。

そして、その先には富士山。

こんな夕方を何日も続けて見られるなんて、なんて豊かな時間なのでしょう。

金星さんを見ていると、私はどうしても2024年の秋から冬のことを思い出します。

あの頃は、ウォーキングをしている時も、チョコちゃんとお散歩をしている時も、夕方早い時間から遅い時間まで、金星さんが空高く輝いていらっしゃいました。

そして自宅へ帰り、少し遅くなってからベランダへお洗濯物を取り込みに行くと、西の空には沈む直前の金星さん。

「ああ、今日はずっと金星さんと一緒だったなあ」

そんな気持ちになって、毎日の終わりがふわっと嬉しくなったことを覚えています。

あの頃の私は、それがずっと続くような気がしていました。

けれど季節が変わり、春になるにつれて、金星さんにお会いできる時間は少しずつ短くなっていきました。

その時、初めて知りました。

そうなんだ。

お星様との時間も、季節とともに変わっていくんだ。

冬の空を彩ってくださったオリオン座さんも、いつの間にか見えなくなりました。

春になれば、今度は春のお星様。

けれど春は、おぼろ月夜という言葉のように空に霞や雲がかかることも多く、春の大三角さんや春のダイヤモンドさんにも、なかなかお会いできませんでした。

そうしているうちに、今度は金星さんが明けの明星としていらっしゃることを知りました。

それなら、会いに行こう。

私は少し早起きをするようになりました。

日の出の30分から45分ほど前。

まだ一日の始まる前の、美しい朝の空気の中です。

すると、そこで思いがけないことが起こりました。

夜にはなかなか見ることのできなかったお星様たちに、早朝の空で次々とお会いするようになったのです。

冬のお星様。

春のお星様。

夏のお星様。

そして私は、ある時ふっと気がつきました。

一日の中に、一年分のお星様たちがいる。

もちろん、すべてのお星様が一度に見えるということではありません。

けれど夕方早くから夜へ、そして早朝まで、少し時間を広げて空を見ていると、季節の違う星座さんたちに出会うことができる。

これは、私にとって大きな発見でした。

そして2026年。

今年の宵の明星さんとの時間を振り返ってみると、2024年とはまた違った一年になりました。

最初は西の空の低いところに現れた金星さん。

少しずつ見える場所を変え、今では以前より少し高いところで輝いていらっしゃいます。

そして今年、何より心に残っているのは――

月様と金星さんです。

月様は新月様から三日月様へ。

上弦の月様を過ぎ、少しずつふっくらとなり、やがて満月様へ。

そしてまた下弦の月様へと、お姿を変えていらっしゃいます。

そのたびに、西の空には金星さんがいらっしゃいました。

三日月様と金星さん。

上弦の月様と金星さん。

十日月夜の月様と金星さん。

そして満月様へ向かう月様と金星さん。

途中までは木星さんもご一緒でした。

木星さんがお姿を見せなくなってからは、今度は月様と金星さんとの時間が、私の夕方の大きな楽しみになりました。

今年は、本当にたくさんのお写真を撮りました。

そして、たくさんのサプライズもありました。

忘れられないのは、三日月様と金星さんと一緒に、たった5分間の花火を見ることができた夜。

しかも、その瞬間をお写真に残すことまでできました。

人工衛星を一緒に眺めたこともありました。

私にとっては、一つ一つが小さなミラクルです。

不思議なのですが、朝から一生懸命動いて、

「今日はなんだか、こういう一日だったなあ」

と思うような日に限って、夕方になると月様や金星さんが微笑んでくださることがあります。

「お疲れさまでしたね」

「今日もよく頑張りましたね」

そんなふうに声をかけていただいたような気がします。

すると、一日の終わりに、

「ああ、今日はこんなに素敵な日だったんだ」

と思えるのです。

2024年の金星さんとの時間も、とても幸せでした。

けれど2026年の宵の明星さんとの時間は、そこからもう一歩進んだような気がします。

ただ金星さんを見つけて嬉しいだけではなく、

月様の満ち欠けを一緒に見て、

富士山を眺め、

花火を見て、

人工衛星を見つけ、

そしてチョコちゃんと歩く。

私自身も少しずつ空のことを知るようになりました。

だから今年の私にとっての金星さんのTOPIXは、きっと、

「月様と金星さんの共演」

なのだと思います。

今日もお天気予報では、夜になると曇り空。

雨も降るようです。

もしかすると、今日は金星さんにはお会いできないかもしれません。

でも、チョコちゃんといつもの場所へ行ってみようと思います。

こちらからお姿が見えなくても、金星さんはいつものところにいらっしゃいます。

そして今日は、満月様。

月様がお出ましになるのは少し遅い時間になりそうですが、夜になったら、もう一度ベランダへ出てみようと思います。

雨が降っていたら、お会いできないかもしれません。

雲様に隠れていらっしゃるかもしれません。

でも――

お天気予報が曇りの日にも、雨の混じる夕方にも、ほんの一瞬だけ金星さんが輝いてくださったことがありました。

そんな時は、やっぱり嬉しくなります。

「一番星、見つけた」

今日も、もしかしたら。

そんな小さなサプライズを楽しみに、空を見上げてみようと思います。

I’m truly grateful.

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