今日も一日、雨でした。
このところ、本当によく雨が降ります。
夜明けの頃には大雨。
そして一日を通して、降ったり、少し弱くなったり。
これだけ毎日のように雨が続いていると、いつの間にか私の暮らしも、
「雨が降ることを前提とした暮らし」
になってきました。

お洗濯も、今日は晴れるかしらと空を見ながらベランダに干すのではなく、最初から家の中へ。
雨の日には、雨の日の暮らし方がある。
そんなことが、少しずつ自然になってきました。
一昨日は、大雨と強い風が途切れたほんの少しの時間に、ラッキーくんと外へ出ました。
ラッキーくんは、私のお掃除の相棒です。
ほんの少しだけ、と思って始めたお掃除でしたが、道路が雨できれいに洗われていて、とても掃きやすいのです。
道路にたまったお水を掃いても、泥水ではなく、きれいなお水。
不思議なくらい気持ちよくお掃除が進み、気がつけば一時間弱。
家の周りが、すっきりきれいになりました。
本当にラッキーでした。
そして昨日。
今度は、前からずっと気になっていた場所へ。
少し離れた道路に、椎の実がたくさん転がっていました。
歩けば踏んでしまいますし、車や自転車に踏まれた実はつぶれて、中身が道路いっぱいに広がっています。
「いつか、ここもきれいにしたいな」
そう思っていた場所でした。
昨日は、そこをラッキーくんとお掃除しました。
これも不思議なくらい、どんどん進みます。
最後には、集めた実がずっしりと重くなるほどでした。
全部はできませんでした。
でも、それでいいのです。
残ったところは、また今度。
昨日の分は、昨日できたところまで。
きれいになった道路を見ていると、それだけで嬉しくなりました。
9月9日の朝。
小雨だったので、お洗濯物をベランダに干そうか、それともやっぱり取り込もうかと迷いながら外へ出ました。
この日は、とても風の強い朝でした。
すると――
数日会えていなかった、ひなママ、ひなおじさま、りぼんちゃんが、前のお宅の屋根に来てくれていました。

強い風に吹かれながら、三羽がそこにいました。
前の日には私もいろいろな用事があって、外へ出る時間が少なく、お食事を出しても会うことができませんでした。
ですから、姿を見つけたときは本当に嬉しくなりました。
「ああ、来てくれた」
以前、「りぼんちゃんが来てくれた日」というお話を書いたときにも、三羽がこの屋根に来てくれたことがありました。
同じ屋根に並ぶ三羽を見ながら、その日のことまでふっと思い出しました。
雨と強い風の朝。
お洗濯をどうしようかと、たまたまベランダへ出た、そのときでした。
会いたいなと思っていたみんなに会えた。
それだけで、雨の朝が嬉しい朝に変わりました。
毎日こうして雨空を見ていると、ふっと遠い土地のことを考えます。
太陽がなかなか顔を見せない季節のあるところ。
長い夜や、反対に太陽が沈まない季節を持つところ。
人はそれぞれの土地の気候の中で、その土地に合った暮らし方を見つけて生きているのですね。
そして私は、もっともっと遠い昔まで想像してしまいました。
恐竜さんたちがいた、はるかな昔。
もし雨の日が長く続いていたら、恐竜さんたちも毎日空を見上げて、
「今日も雨だなあ」
と思ったのでしょうか。
太陽様が顔を見せた日は、
「ああ、お日様だ」
なんて、嬉しかったのでしょうか。
そんなことを考えたら、ほんの少し、私まで恐竜さんになったような気がして、可笑しくなりました。
でも、雨が続いていても、私の周りではいつもの暮らしが続いています。
ひなママが来てくださいます。
ひなおじさまも、りぼんちゃんも来てくれます。
そして思いがけない日に、バラさんが突然咲いてくださることもあります。
9月6日に撮ったバラさん。

大きく開いたお花のすぐそばでは、小さな蕾がほんの少し開き始めていました。
雨の日々の中でも、次のお花の時間はちゃんと進んでいるのですね。
ひぐらし椿さんに小さな芽を見つけて、
「もしかして……」
と思ったら、お花の芽ではなく、葉っぱの芽でした。
雨のお水をたっぷりいただいて、今は葉がどんどん育っています。
「こんなところに草花さん、いたかしら?」
と思うような場所からも、大きくなった草花さんが、
「こんにちは」
と顔を出しています。
さざんかさんの葉には、少し茶色っぽくなっているところもあります。
庭も、この長い雨の季節を過ごしているのでしょう。
そして今日の夕方。
16時52分頃、バードバスのお水を替えていると、キジバトさんが一生懸命お食事をしていました。
まだ幼いようにも見える、とてもかわいらしいキジバトさんです。
よほどお腹が空いていたのでしょうか。
私がお水を替えている間も、こちらの様子を見ながら、一生懸命食べています。
そこへ、ひなママもやって来ました。
二羽で一緒にお食事です。
しばらくすると、ひなママもひなおじさまもお食事を終えて飛んでいき、キジバトさんは一羽になっても、まだ一生懸命食べていました。
そして今度は、小さなスズメさんたちもやって来ました。

雨の一日が終わろうとしている庭で、キジバトさんと小さなスズメさんたち。
ほんの短い時間でしたが、なんともかわいらしい夕方のひとときになりました。
今日も夕方になりました。
大雨ではありませんが、まだ雨が降っています。
最近は夜明けの頃に強く降り、夕方になると少し弱くなる日があるように感じます。
そのほんの少しの雨の隙間に、外のお掃除ができたり、家の中の仕事が思いのほか進んだりします。
晴れの日と同じようには暮らせなくてもいい。
雨の日には、雨の日にできることを。
外へ出られる一時間があれば、ラッキーくんとちょこっとお掃除。
外へ出られなければ、家の中でできることを。
そして窓の向こうには、雨の中でも鳥さんが来て、草花さんが育ち、バラさんが咲いています。
雨だから、暮らしが止まっているわけではありません。
雨の中でも、いつもの毎日はちゃんと続いています。
そう思うと、この長い雨の季節も、なんだか少し愛おしくなってきました。
今しかない、この季節。
私はもう少し、この雨のある暮らしを楽しんでみようと思います。
今日も、いつもの一日をありがとう。
I’m truly grateful.