2026年7月27日、ミニストップでアイスコーヒーをいただきました。

そこで、小さな変化に気づきました。
カップの蓋が、S・M・Lのサイズで共通になっていたのです。
しかも、ストローをとても差しやすくなっていました。
以前は、蓋をきちんと閉めるのが少し難しく感じることがありました。
けれど今回は、驚くほど簡単に、すっと閉まりました。
「こんなに楽になるのね。」
私は何だか嬉しくなりました。
毎日の中で使われる小さなものも、少しずつ工夫され、使いやすい方向へ進化しているのですね。
おいしいアイスコーヒーをいただきながら、何でも良い方へ進んでいるのだなあと、楽しい気持ちになりました。
今、野村先生の『なぜ重力は存在するのか』を読んでいます。
ちょうど、ニュートンの万有引力について書かれたところを読んでいました。
このあたりは、軽く読み進めると、何となく分かったような気持ちになります。
けれど、立ち止まって考えてみると、本当はまだよく分かっていないことに気づきます。
分からない。
けれど、少し分かりかけているような気もする。
その間を行ったり来たりしながら読むことが、今はとても楽しいのです。
その日の早朝、私はこれに関係するYouTubeの講義も見ていました。
そこで出てきたのが、
F=ma
という式でした。
たった一つの短い式です。
けれど、この式から、力と質量と加速度の関係を考え、さらにさまざまな自然現象へと理解が広がっていきます。
「この一つの式から、こんなにも多くのことが考えられるのね。」
私は驚き、そしてとても嬉しくなりました。
少しだけ利口になったような、そんな気持ちにもなりました。
もちろん、まだ本当に理解できたわけではありません。
それでも、昨日まで見えなかったものが、ほんの少し見えた気がする。
その瞬間が、とても嬉しいのです。
本を読み、YouTubeの講義を聞きながら、私は改めて「連携」という言葉を感じました。
前日に見た野村先生のインタビューで、聞き手の方が、
「世界中の研究者の連携プレーですね。まるでサッカーのようですね。」
という意味のことをおっしゃっていました。
野村先生も、まさにその通りだと答えていらっしゃいました。
一人の研究者が考え、
別の研究者がその続きを考え、
「こちらではないのではないか。」
「こう考えたらどうだろう。」
と意見を交わしながら、少しずつ理解を深めていく。
そして、ある部分を得意とする人が、その先を引き継いでいく。
科学は、一人だけで完成させるものではなく、長い年月をかけ、多くの人が知識を手渡しながら進んでいくものなのですね。
今読んでいる本の中にも、それまでの多くの研究者たちの発見や考えが重なっています。
一つの理論の後ろには、数え切れないほどの問いと、失敗と、対話と、受け継がれてきた知恵があるのだと思いました。
人間は、なぜこれほどまでに宇宙のことを知りたいのでしょう。
なぜ重力があるのか。
宇宙はどのように始まったのか。
そして、これからどうなるのか。
分からないからこそ知りたい。
少し分かると、さらにその先を知りたくなる。
その気持ちは、偉大な研究者の方々だけにあるものではないのかもしれません。
規模はまったく違いますが、私の中にも、
「もう少し知りたい。」
「少しでも分かりたい。」
という気持ちがあります。
その思いに触れられることが、とても嬉しいのです。
今では、研究者の方々が一般の人にも分かるように、YouTubeで講義をしてくださいます。
本も書いてくださいます。
YouTubeのコメント欄には、
「大学院の授業を受けているようです。」
「このような先生方の講義を、目の前で聞けることが信じられません。」
という感想がたくさん寄せられていました。
私も同じ気持ちです。
昔でしたら、素晴らしい先生の講義を受けるためには、一生懸命勉強して、その先生がいらっしゃる大学へ入らなければなりませんでした。
その門をくぐれる人は限られていました。
けれど今は、その先生方が、私たちのいる場所まで来てくださいます。
もちろん、講義の内容を理解するには、自分でも考え、何度も聞き直し、本を読み返す必要があります。
それでも、学びの門は大きく開かれています。
自分からその門を叩けば、講義を聞くことができます。
こんな時代が来るとは、以前は想像もできませんでした。
日本には、
「門前の小僧、習わぬ経を読む」
という言葉があります。
少し意味は違うかもしれません。
けれど、たとえ最初はよく分からなくても、繰り返しその世界の言葉を聞き、考え方に触れているうちに、自分の中にも少しずつ何かが残っていくのではないでしょうか。
最初は聞き慣れなかった言葉が、ある日、本の中で再び現れます。
すると、
「ああ、これはあの時に聞いたことだ。」
と、知識と知識がつながります。
その瞬間、心の中に小さな明かりがともります。
私は今、その喜びを感じています。
今朝は偶然、「宇宙の始まりと宇宙の終わり」という内容の番組も見ました。
理論物理学者の先生と、成瀬さんによる番組でした。
成瀬さんは、多くの知識人や研究者の方々と対談し、難しい内容を私たちにも届く形にしてくださっています。
その成瀬さんが、
「皆さん、助けてください。これほど番組を作っているのに赤字なのです。」
と、率直にお話しされていました。
私は、その素直さに心を打たれました。
多くの知識を持ち、素晴らしい方々と対談されていても、飾ることなく、困っていることをそのまま言葉にできる。
それは簡単なようで、なかなかできないことだと思います。
日頃から相手のお話を素直に聞き、ご自分も正直に向き合っている方だからこそ、あのように言えるのでしょう。
ミニストップの新しい蓋から始まった、小さな気づき。
ニュートンの式。
重力についての本。
研究者の方々の連携。
そして、誰にでも開かれたYouTubeの講義。
一見、別々の出来事のようですが、私の中では一本につながりました。
人は考え、工夫し、知識を受け継ぎ、少しずつ前へ進んでいく。
便利な蓋も、宇宙を理解しようとする理論も、その大きさはまったく違います。
けれど、どちらにも、
「もっと良くしたい。」
「もっと分かりたい。」
という人間の思いがあるように感じました。
この時代に生き、素晴らしい先生方のお話を聞き、その方々が書かれた本を読むことができる。
そして、昨日まで知らなかったことに触れ、自分の内面が少しずつ育っていく。
そのことを、心からありがたく思います。
すべての先生方、研究者の方々、そして学びの場を届けてくださる方々へ、お礼を申し上げます。

本当に感謝いたします。
I’m truly grateful.