カラスやお花、星の観察など、日々の小さな気づきを記録しています。

一昨日は夏至でした。

その前の日までは覚えていたのに、当日は気づかないまま一日を過ごしてしまいました。

あとになって思うと、少しもったいないことをしたような気もします。

けれども、その日はその日で楽しく過ごしていたので、それはそれで良かったのでしょう。

今朝、夏至から少し過ぎた早朝の庭に出てみました。

夜中には大雨注意報が出るほどの雨が降っていましたが、庭にはしっとりとした空気が残り、草花たちは静かに朝を迎えていました。

昨日見つけた小さなバラさんは、今朝も可愛らしく咲いていました。

そのそばには、また次の蕾さん。

昨日まで気づかなかった小さな命です。

その姿を見ながら、ふと思いました。

私は昔から、季節の移り変わりに少し遅れて心がついていく人だったのかもしれません。

冬になると、凛とした空気の中で見上げたオリオン座。

家族が集まり、どこか温かな賑わいがあった冬の日々。

春になっても、心のどこかではまだ冬を懐かしく思っていました。

世の中が春を喜び、外へ飛び出していく頃になっても、私はまだ前の季節を見送っていたような気がします。

そして今も同じです。

紫陽花が咲き、梅雨の景色が広がると、なぜか少し違和感を覚えることがあります。

けれども今朝、ようやく気がつきました。

私は季節を感じていないのではありませんでした。

体はちゃんと感じているのです。

湿った空気。

雨上がりの匂い。

朝の静けさ。

草花の成長。

季節はちゃんと私の中にも入ってきています。

ただ、心だけが少しゆっくりなのです。

庭ではヒメジョオンがたくさん咲いています。

以前なら「抜かなければ」と思っていた草花たちです。

けれども今年は、そのまま見守ることが多くなりました。

大雨の日には、草花たちに向かって「どうか庭を守ってくださいね」とお願いしたこともあります。

そうして見ていると、どんな草花も永遠に元気なわけではないことがわかります。

伸びるものもあれば、花を咲かせるものもある。

そして役目を終えて静かに枯れていくものもあります。

自然は、私が何かを決めなくても、自分のリズムで生きていました。

そう思うと、少し肩の力が抜けました。

これから夏本番になります。

暑い暑いと言いながら過ごしているうちに、蝉の声が変わり、空の色が変わり、気づけば秋の気配がやってくるのでしょう。

そしてその頃になって、

「ああ、この夏も楽しかったな」

と振り返るのかもしれません。

結局私は、季節を追いかけるのではなく、

季節の流れの中で暮らしているだけなのだと思います。

庭の花。

鳥たち。

空の色。

富士山の景色。

地域の行事。

人との出会い。

そんなものに囲まれながら、その時々を過ごしている。

今朝、庭で咲いていた小さなバラさんは、ただそこに咲いていました。

私に何かを教えようとしたわけでもありません。


今朝咲いていたバラさん

ただ、

「おはよう」

と言ってくれたような気がしました。

その事実だけで十分です。

ありがとう。

お花様。

そして私はこれから、季節の流れに逆らわず、

サーフィンをするように、

ゆっくりとその波に乗っていきたいと思います。

最新情報をチェックしよう!

エッセイ•日記の最新記事8件

>小さな記録のある場所

小さな記録のある場所

カラスやお花、星の観察など、日々の小さな気づきを記録しています。

CTR IMG