今朝は雨です。
昨夜遅くから降り始め、今は強い雨足になっています。
午後からは風も強まるとの予報で、少し緊張した気持ちで外を見ています。

昨日の午後のことでした。
バードバスの水を取り替えていると、
ハシボソガラス の
みどりちゃんのママが、前の道路をゆったりと歩いていました。
その姿を見た瞬間、ふと思い出しました。
ひなちゃんのママのことを。

私が庭の手入れをしているとき、
ひなちゃんのママは、裏庭の端で静かに待っていました。
こちらが気づいていなくても、
決して近づきすぎることなく、ただそこにいる。
ふと顔を上げて目が合っても、
驚くこともなく、落ち着いたまま。
「待っている」
その姿から、すぐに分かりました。
ひなちゃんのために、ご飯を取りに来ているのだと。
食べ物を持ってくると、
くちばしで上手に数枚まとめて持ち上げ、
低く、まっすぐに飛んでいきました。
その姿に、私は母の強さを感じました。
食べ方にも、その人柄があらわれていました。
周りに散らばったものからきれいに食べ、
運べるものは貯食に回し、
最後に残ったものを整えるように食べる。
食べ散らかすことはなく、
あとには静かな整いだけが残ります。
同じカラスでも、
食べ方やふるまいがまったく違うことに、
何度も驚かされました。
天候にも、とても敏感でした。
風が強い日や、雨が近いときには、
どれだけ用意していても降りてくることはありません。
潔く、その場を選ばない。
その判断の確かさに、
私は自然の厳しさを感じていました。
そんなことを思い出していたとき、
昨日、みどりちゃんのママが
ゆったりと道路を歩いている姿を見て、
なぜかほっとしたのです。
これから雨が強くなり、
風も出てくる予報です。
そんな中で、私は少し先のことを考えて、
気持ちが緊張していました。
けれど、あの穏やかな歩き方を見て、
ふと思いました。
あまり先のことを考えすぎなくてもいいのかもしれない、と。
野生の中で生きる存在たちは、
その時、その場をしっかりと見て、
静かに判断している。
その姿に、私は何度も安心をもらってきました。
雨の前の静けさの中で、
ふとそんなことを思い出した一日でした。
これからも、思い出せる限り、
あの頃の時間を少しずつ書き留めていきたいと思います。
たくさんの思い出が詰まった、ギャーさんとの時間。
今もこうして、
ひなちゃんのママや、みどりちゃんのパパとママが訪れてくれるたびに、
その時間が静かに続いていることを感じています。

