今は、まさに真夏の真っ最中です。

リボンちゃんはこの頃、ひなママとひなおじさまと一緒によくやってきます。
ひなおじさまは、いつものようにとっとと食べて、とっととお水を飲んで。
リボンちゃんが「ちょうだい、ちょうだい」と近づくと、ぱっと追い払ったりもします。

ちょっと手荒な感じもするけれど、やっぱり優しいひなおじさま。
自分が食べ終わると、さっさとどこかへ飛んでいってしまいます。
そうすると、あとにはひなママとリボンちゃん。
二人でゆっくりお食事をしたり、お水を飲んだりしています。

最近、ふと気がついたことがあります。
ひなママは、大きな行水用のたらいの縁に、よく止まっています。
そこは、金木犀さんや南天さんの木漏れ日が落ちる、とても涼しい場所。
お水のそばに静かに立って、しばらく涼をとっているのでしょうか。
急ぐでもなく、騒ぐでもなく。
真夏の暑さの中で、ひなママは本当に上手に過ごしています。
そのそばでは、リボンちゃんが安心してお食事。
リボンちゃんも、小さなたらいのお水を飲んでは戻ってきて、また少し食べます。
そして今度は、金木犀さんの根元あたりへ、大切そうにおやつをしまいます。
また食べて、今度は前のお宅のきれいな芝生へ。
そこも、ひなママがよくお食事をしまっている場所です。
そんなひなママを見ながら、リボンちゃんも少しずつ覚えているのでしょう。
「こういうところが、しまっておくのにはいいのよ」
そんなことを教えてもらっているようにも見えます。
まるで、ひなママからの体験学習です。
そして、ふっと見ると――
いつの間にか、ひなママはいません。
リボンちゃんは一人。
少し食べてみたり、さっきまでひなママが立っていた大きなたらいのところへ行って、同じようにその縁に立ってみたり。

本当になんでも真似します。
また戻ってきて食べて。
あちらへ行ったり、こちらへ行ったり。
なんだか、とっても楽しそうです。
そしてしばらくすると、やっぱりひなママやひなおじさまのいる方へ飛んでいきます。
毎日見ているリボンちゃんなのに、ふと驚くことがあります。
昨日より今日。
今日より明日。
一つ覚えて、また一つ覚えて。
日々、確かに成長しています。
空を見上げると、真っ青な夏の空。
少し曇っているように見える日でも、その雲の向こうには、美しいブルーの空がどこまでも広がっています。
リボンちゃんは、ひなママの賢い夏の過ごし方をきちんと学びながら、たくさん食べて、たくさん遊んで、この夏の太陽様のもとで、ますます力強く成長していくのでしょう。
成長するって、すごいことですね。
毎日見ているからこそ、その一つ一つがよくわかります。
そして私は、この真夏という季節がやっぱり好きです。
昔は「夏の花火」といえば、八月という印象がありました。
けれど最近では、春にも秋にも花火が上がります。
それもいいなあ、と私は思います。
だって八月は、いろいろな行事や用事がいっぱいですもの。
花火をほかの季節にも少しずつちりばめたら、その季節、その季節がまた華やかになります。
そして八月は八月らしく。
人も、動物も、植物さんも、自然さんも、みんなそれぞれのやり方で、この大きな夏を過ごしていく。
にぎやかに過ごす人。
静かに過ごす人。
華やかに過ごす人。
ひっそりと涼しい場所を見つけて過ごす鳥さん。
木陰で暑さをしのぐ植物さん。
太陽の光は、私たちにとって大切なもの。
でも、浴びすぎれば疲れてしまいます。
だから、自分の体の声を聞きながら過ごせばいいのだと思います。
疲れたなあと思ったら、休む。
外へ出たいと思ったら、暑さへの準備をきちんとして出かける。
そして外へ出たとき。

鳥さんたちが元気いっぱい青空を飛び回っていたり、夏のお花様たちが太陽の光を受けてキラキラ輝いていたり。
朝の光。
午後の光。
そして夕方の光。
同じ夏の日でも、光は少しずつ表情を変えていきます。

その中で、みんなが自分なりの方法を見つけて生きています。
ひなママも。
ひなおじさまも。
そして、ひなママの真似をしながら一つ一つ覚えていくリボンちゃんも。
私も、この夏を楽しみたいと思います。
まだまだ暑い日は続きます。
でも、一年に一度しかない、この八月。
青い空の下で生きるみんなと一緒に。
夏、万歳。
今日もすべてに感謝いたします。
I’m truly grateful.