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冬から春へ、星たちのバトンタッチの夜

日没から1時間ほど経った頃、
星空を眺めながら愛犬チョコちゃんと散歩に出かけました。

今の季節のこの時間、空はとても贅沢です。
西には冬の星座、東には春の星座が広がり、
まるで季節が空の上で静かに移り変わっていく瞬間のようです。

西の空では、冬の星座の目印である
オリオン座 が大きく傾き、
そのそばでは、プレアデス星団(スバル)も西へと移ろい、
少しずつ見つけにくくなってきました。

ふたご座 の
カストルとポルックスの近くには 木星 が明るく輝き、
さらに 金星 が華やかな彩りを添えています。

冬の空は、本当にきらびやかで、豊かで、
どこか心を温めてくれる輝きに満ちています。

冬の代表的な星の並び、
冬の大三角 は
オリオン座のベテルギウス、
プロキオン、
そして全天で最も明るい星 シリウス を結んだ三角形です。

さらに、
冬のダイヤモンド も輝いています。
アルデバラン、リゲル、シリウス、プロキオン、カストル、カペラを結ぶ大きな光の輪です。

けれどこの時間、
そのダイヤモンドも少しずつ西へ傾き、
アルデバランやスバルは見えにくくなってきました。

冬の間、この星たちからどれほどの温かさと励ましを受け取ってきたことでしょう。
その存在に、ただ感謝の気持ちが湧いてきます。

ふと東の空を見ると、
そこには春の星座が静かに現れ始めています。

しし座 の一等星レグルス、
そして空高く昇ってくる アークトゥルス、
そのそばには スピカ。

さらに北東には 北斗七星 が現れ、
そこからたどると 北極星 を見つけることができます。

春の大曲線、そして春の大三角も、
この時間から少しずつ姿を見せ始めます。

西にはまだ華やかな冬の星たち。
東には、淡く静かな春の星たち。

この二つが同時に見えるこの時間は、
まるで

星たちが静かにバトンタッチしている瞬間

のように感じられます。

夜が深まると、
しし座は高く昇り、
レグルス、スピカ、アークトゥルスが
春の空をしっかりと支えるように輝きます。

ただ、この季節は曇ることも多く、
なかなかその姿を見られない日もあります。

そんな時の楽しみ方として、
冬の早朝、夜明け前の空を見上げると、
春の星たちをよりくっきりと見ることができます。

静まり返った空に浮かぶ星たちは、
夜とはまた違う、凛とした美しさを見せてくれます。

これからの季節、
まだ冬の大三角を楽しみながら、
少しずつ春の大三角や大曲線へと心を移していきたいと思います。

冬の輝きから、春のやわらかな光へ。

その移ろいを、これからも大切に見守っていきたいと思います。



西の空に広がる富士山。夜には、この空に星たちが現れます

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