7月10日の朝。
目覚ましをかけずに眠った朝でした。
部屋いっぱいに差し込む太陽の光で目が覚めると、時計は5時47分。
私にしては、少し寝坊です。
一階へ降りたところで、ふと今日がゴミ当番だったことを思い出しました。
もう一度二階へ戻って着替え、静かな早朝の通りへ出ました。

昨日はラッキーくんとお掃除ができなかったので、道路には枯れ葉がちらほら。
それを集めながら、ごみ収集用のネットを組み立てます。
空はまだ目覚めきっていないような、薄いベールをまとった朝でした。
そんな中、ご近所の方がワンちゃんのお散歩です。
ワンちゃんは私の方へ寄ってきてくれて、私は頭をなでながら、
「早起きですね。」
と声をかけました。
そのあとも、小さなプードルちゃんのお散歩。
「おはようございます。」
朝の短い時間に、何人ものご近所の方と挨拶を交わせたことが、とても嬉しく感じられました。
家へ戻ると、今度は裏庭で朝が始まっていました。
リボンちゃんが、バードバスのお水をゆっくり飲んでいます。
少し飲んでは休み、
また顔を近づけて一口。
朝のお水は、とてもおいしいのでしょう。

元気でいてくれることが嬉しくなりました。
ふと見上げると、リボンパパとリボンママは電線の上です。
最初は南を向いていましたが、やがて朝日が昇る東の空へ体を向け直し、そのまま静かに朝日を浴びていました。
急いで降りてくる様子もありません。

その下では、キジバトさんたちや小鳥たちが、それぞれ思い思いに静かに過ごしています。
誰かを追い払うこともなく、
誰かの場所を奪うこともなく、

同じ朝を、それぞれの時間で過ごしていました。
リボンちゃんは、その様子を何度も振り返りながら見つめています。
そしてまた、お水を飲む。
その姿を見ながら、
「これも社会のお勉強なのですね。」
そんなことを思いました。

その時、ふと思い出したのが、元祖オレンジ君とピンクちゃんでした。
親鳥のテリトリーをきちんと尊重しながら、
近すぎず、遠すぎず、
自分たちらしい距離で静かに暮らしていた二羽。
私はあの時、
「こういう生き方もあるのだ。」
と感動したことを覚えています。
そして今、その姿がリボンママとリボンパパに重なりました。
必要なものだけをいただき、
あとは自分たちが心地よく過ごす。
だから、いつも穏やかで、
ゆったりしているように見えて、
時間だけは少し前を歩いている。
そんな暮らし方なのかもしれません。
振り返れば、この朝は私自身も少しゆっくり目覚めました。
けれど、世の中全体も、どこかゆっくりと動いているように感じました。
みんなが、それぞれの時間を生き、
お互いを認め合いながら、
静かに朝を迎えている。
そんな優しい空気に包まれていました。
最後にパンジーさんの写真を撮ると、不思議なことに、一枚ベールがかかったような写真になりました。
夏なのに、
どこか春の朝のような、
童話の世界に迷い込んだような柔らかな光でした。
その景色を見ながら、
私は、
「これでいいんだ。」
そんな安心した気持ちになりました。
この朝は、後になって振り返ると、帯状疱疹の症状が現れ始めていた頃でした。
体には痛みがありましたが、それでも、この静かな朝の時間だけは書き留めておきたいと思い、この日の出来事を記録しました。
今は静養を続け、おかげさまで少しずつ回復に向かっています。
この朝の穏やかな空気を読み返すたびに、ゆっくり過ごすことの大切さを改めて思い出しています。

I’m truly grateful.