昨日の夕方、チョコちゃんとの散歩に出かけました。
歩き始めて間もなく、西の空にひときわ明るく輝く一番星を見つけました。
「金星さんだ。」

思わず嬉しくなりました。
久しぶりの再会でした。
見晴らし台まで歩き、星の位置を確かめてみると、金星さんは、しし座の一等星・レグルスさんとほとんど重なるような場所にいらっしゃいました。
もう西の空へとゆっくり沈んでいく季節なのですね。
おとめ座のスピカさんも、西の低い空へ。

東の空には、一等星ベガさんが高く輝いていました。
数日前の七夕の頃は曇り空で、織姫様も彦星様も見ることができませんでした。
昨日もまだアルタイルさんやデネブさん、白鳥座さんの姿は見えませんでしたが、やっとベガさんだけは、その美しい姿を見せてくださいました。
そして見晴らし台で、私はふと思いました。
「金星さん、夏の夕方にお会いするなんて、本当に不思議ですね。」
去年の私は、朝早く起きて、夜明け前の明けの明星ばかりを追いかけていました。
夜明けの三十分ほど前に起き、少しずつ明るくなる東の空を見上げる毎日。
夏といえば夕涼みや花火大会。
そんな賑やかな季節の中で、私は少し違う時間を生きていたような気がします。
それもまた、とても楽しい時間でした。
けれど心のどこかには、
「またいつか宵の空で会えますように。」
そんな思いが、ずっと残っていたのかもしれません。
だから昨日、
夏の夕空で再び金星さんにお会いできたことが、とても嬉しかったのです。
散歩の間じゅう、金星さんは、最初から最後までずっと寄り添ってくださいました。
見晴らし台でも。
帰り道でも。

そして家の門に着いた時も。
まるで、
「今日もお疲れさまでした。」
と、優しく声をかけてくださっているようでした。

空を見上げる楽しみは、季節とともに少しずつ姿を変えていきます。
また新しい季節が始まったことを、一番星が教えてくれました。
I’m truly grateful.