昨年の秋の終わりから、ずっと木星さんが夜空の中心にいてくださいました。
昨年の秋、私は明けの明星として輝いていた金星さんとのしばしのお別れの後で、少し寂しい気持ちになっていました。
秋が深まり、冬になった頃。
オリオン座さんを引きいるようにして、木星さんがチョコちゃんとの散歩道を照らしてくださいました。
まるで、
「金星さんはまた来年の春に戻ってきますよ。私は金星さんほど明るくはないけれど、この冬は一緒に楽しく過ごしましょう」
と語りかけてくださったような気がしたのです。
冬の星空は本当に賑やかです。
夕方になると、まずふたご座のあたりから星たちが姿を現し、やがてプロキオンさん、ベテルギウスさんが見え始めます。
そして空がすっかり暗くなる頃には、シリウスさんがその輝きを放ち、オリオン座さんを中心とした冬の大三角や冬のダイヤモンドが完成します。
そんな冬の夜空で、いつも最初に目に入ったのが木星さんでした。

雲がかかって他の星たちが見えない日でも、
「私はここにいますよ」
と言うように、木星さんは静かに輝いていました。
やがて春になり、待ちに待った金星さんが戻ってきました。

ところが、今年の金星さんは私が想像していた現れ方とは少し違っていました。
北東の低い空に現れ、その少し高いところにはいつも木星さんがいます。
どうしても一番最初に見つけるのは木星さん。
そんな日々がしばらく続きました。
そして5月も終わりに近づき、オリオン座さんは西の空から姿を消しました。
いよいよ6月です。
それでもまだ木星さんは輝いています。
今日、星空情報を見ていましたら、今月の話題は木星さんと金星さんでした。
6月8日頃には、西北西の空で木星さんと金星さんが並び、
さらに6月18日頃には、細い三日月様、金星さん、木星さん、水星さんが一直線に並ぶそうです。
また6月10日から13日頃の夜明け前には、細い月様と土星さん、火星さんが東の空で共演するとのことでした。
なんと今月は、五つの惑星たちを楽しめる特別な時期なのだそうです。
特に水星さんは見る機会が少ないので、ぜひ挑戦してみたいと思っています。
こうして振り返ると、私にとって木星さんは、いつの間にかとても特別な存在になっていました。
金星さんを待つ間も。
冬の星空を楽しんでいた時も。
そして春から初夏へ季節が移り変わる今も。
いつもそこにいてくださいました。
もうしばらくすると木星さんとはしばしのお別れになります。

でもその前に、こんなにも賑やかな惑星たちの共演を見ることができることが、とても嬉しく感じられます。
梅雨の季節が近づいていますが、雲の切れ間から星たちが見えたなら、また空を見上げたいと思います。
I’m truly grateful.
