今年は昭和100年という節目でもあり、
記念式典が行われました。
天皇皇后両陛下をはじめ、総理大臣、衆参両院議長、
そして最高裁判所長官のお言葉が届けられました。
妹の主人がその式典に参加しており、
「ライブで放送されるから見てみて」と連絡があり、
私もYouTubeで拝見しました。
それぞれのお言葉の中で、
先人の方々の力があってこそ、今の日本があるという思いが、
静かに伝わってきました。
その言葉を聞きながら、
私は父の時代のことを思い出していました。
父は二十歳を過ぎた頃に終戦を迎え、
そこからの復興の中を生きてきた世代です。
あの時代を支えてくださった方々があって、
今の私たちの暮らしがあるのだと、あらためて感じました。
私が子どもの頃の日本は、まだ貧しさの残る時代でした。
小学校の給食では脱脂粉乳のミルクが出され、
とても飲みにくいものでしたが、
飲み終えるまで帰れないという決まりがありました。
クラスメイトの中には、
どうしても飲めずに机の前に残っている子もいて、
その姿を見て、子どもながらに胸がざわついたことを覚えています。
私はというと、
味わう間もなく一気に飲み干し、
早く他のものを口にしてやり過ごしていました。
学校も今のように整っていたわけではなく、
物も少なく、決して豊かとは言えない環境でしたが、
それでも勉強しなさいと言われ、
家のお手伝いもよくしていた日々でした。
そんな記憶が、ふとよみがえりました。
今の時代は、あの頃とは大きく違います。
さまざまなことはあっても、
本当に恵まれた時代になったと感じます。
その後、日本はバブルの時代を迎え、
私自身も楽しい思い出がたくさんあります。
そしてバブルが崩壊し、
長い年月を経て、今に至っています。
式典の中で流れた音楽の中には、
若い頃によく耳にしていた曲もあり、
懐かしさとともに、当時の空気を思い出しました。
4月29日は、子どもの頃には天皇誕生日としての祝日でした。
その後、緑の日となり、
そして現在は昭和の日として続いています。
昨日は、その昭和の日として、
自分自身の歩みと家族の記憶、
そして日本の時代の流れを重ねながら、
静かに味わう一日となりました。
少し穏やかに、
そして昔を思い出しながら過ごした一日でした。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
どうぞ、穏やかな時間をお過ごしください。

昭和の日に咲いた、一輪のバラ
